この記事では、キレイなアイシングクッキー作りに大切なコルネについて、その作り方とコツについて説明していきます。
アイシングクッキー作りを1から順に学びたい方は、
『アイシングクッキー作り方|未経験でもキレイに仕上げるステップは?』を参考に進んでみてください!
では、ここでは、キレイなアイシングクッキーを作るために大切な8つのポイントの1つ、「コルネ作り」をマスターしましょう!
<キレイなアイシングクッキーを作る8つのポイント>
1、OPPシートフィルムで作る先がツンッと、とがったコルネ作り←今日はココ
2、基本の白いアイシングクリーム作り
3、コルネにクリームを詰める
4、コルネの使い方とまん丸な線のパイピング
5、表面が平らで厚みが均一なクッキー作り
6、アウトライン用とベース用のクリーム作り
7、ベースの流し込みと気泡
8、乾燥方法と乾燥時間
Contents
アイシングクッキー用のコルネとは?
三角形のシートを巻き上げて作るお手製の絞り袋のことです。
コルネを使うことにより、絞り袋に口金をつけて絞るクリームよりも、細い線を描くことが出来るので、繊細なアートが魅力のアイシングクッキー作りでは、手作りのコルネを使ったクリーム絞りがおすすめです。
キレイなアイシングクッキーを作るためには「コルネ作り」がとても重要
キレイなアイシングクッキーを作るためには、まずはじめにコルネが上手に出来ることが重要なポイントとなります!
では、私がとても重要だと思っている「コルネ作り」ですが、作り方に入る前に、理想的なコルネの形や、なぜ「コルネ」がキレイなアイシングクッキーを作るのために大切なのか、などからお話していきたいと思います。
理想的なコルネの形とは?
「先がツンッと尖った状態」のこのようなコルネです。
理由は、コルネの先端がとがった状態になっていることにより、まん丸なキレイな線が描けるコルネになるからです。
コルネ作りと一言でいっても、実はコルネは、
- フィルムシートを丸めて、袋を作るというコルネ作り ←このページで習う内容
- 出来た袋状のコルネにアイシングクリームを詰めるコルネ作り
の二段階を経て完成するのですが、そのどちらの工程も大切です!
(ということで、ここのページのレッスンはコルネ作り前半部分!)
アイシングとは、コルネを使ってクリームを絞ったり、流し込んだりすることを言いますが、コルネの先端がとがった状態で作られていないコルネを使ってアイシングした場合、その絞り出す線は、潰れてしまったり、均一にクリームが出ないため、デコボコしてしまいます。
コルネ作り後半部分のクリームを詰めてコルネを完成させたり、実際に完成したコルネを使ってクリームを絞り出す技術(パイピング)など、いろいろとアイシングクッキーをマスターしていく中でも、「コルネ」はすべての基盤となります。
上手に出来ていないコルネでは、キレイなアイシングは出来ません。
コルネ作りはアイシングクッキー作りを極めていく中で大切なポイントとなっていきますので、初心者の方も初めからポイントを押さえたコルネ作りをマスターしていきましょう!
おすすめのコルネの素材とは?
アイシングクッキー作り用に私がおすすめするコルネの素材は、OPPシートフィルムです!
OPPシートフィルムとは、
透明度が高く張りのあるフィルムで、ケーキの周りや、花束のラッピング、お弁当の中身と蓋の間だったり、棒のお団子の蜜や餡の部分にのせてあったりと、日常的にも幅広い用途で使われているフィルムです。
なぜOPPシートがアイシングクッキー用のコルネに最適なのか?
コルネ作りに使用することが出来るシートの種類は何種類かあり、一般的にオーブンシートまたは透明なフィルムシートがあります。
その中で、私がOPPシートフィルムというものをおすすめする理由は、OPPシートフィルムの特徴にあります!
- 乾燥に非常に強いので、オーブンシートで作ったコルネに比べ、クリームが乾燥しにくく長時間使用が可能
- 水分を吸収しないので、コルネの先端がヨレず、長時間キレイな文字や線が描くことが可能
- フィルムシートに張りがあるので、オーブンシートで作ったコルネよりもさらに細い文字やアートをすることが可能
- 透明度がとっても高いので、中の色が判別しやすいこと
OPPシートはアイシングにとっても優れています。
上の特徴で、アイシングクッキーを作る時のコルネは、「OPPシートフィルム」が良いんだ!となんとなくわかって頂けたかな、と思います。
アイシングクッキー用のコルネは手作りしよう!
最近はOPPシートではないのですが、袋型のアイシング用コルネなども見かけるようになりました。
そんな中でも私はコルネを必ず手作りしています。
それは、
- はじめから袋状になっているコルネよりもOPPシートフィルムを丸めて自作するコルネの方がキレイで細かいアイシングが出来る。
- コルネは、直接クリームに触れる部分なので、外注よりも自分で作りたい。
大きくこの2つの理由があります。
キレイなアイシングクッキーを作るためには、アイシング技術の前に、まずコルネを上手に作れるようなることが大切です!
ページの最初にお話しした通り、キレイなアイシングクッキーを作る8つのポイント、
押さえておきたい1つ目のポイント、「コルネ作り」にチャレンジしてみましょう!
アイシングクッキー用のコルネ作りで用意するもの
OPPシートフィルムとセロハンテープ
・OPPシートフィルム
サイズと厚さの目安:斜辺200×底辺280×高さ140(mm )、厚み2.5ミクロンの二等辺三角形の形のフィルム
私のおすすめのコルネ用フィルムシートはこちらです
https://www.cuoca.com/fs/cuoca/01936400
〇こちらのサイト以外でも、「食用OPPシートフィルム 2.5ミクロン」などと検索すると購入できると思います。
(絶対に2.5ミクロンである必要はありませんが、2.5ミクロンの厚みがとってもおすすめです)
予め二等辺三角形の形にカットされていない四角などのOPPシートフィルムを使う方は、カッターで二等辺三角形の形にカットしましょう!
アイシングクッキー用のコルネ作りレッスン
動画、静止画両方でレッスンしていきます。見やすい方で進めていってください。
何度か作る中でコツがつかめて上手に出来るようになります!
絶対出来るから、難しくても、ひとつや2つ目なんかで諦めないでね!
アイシングクッキー用のコルネ作り(動画レッスン)
アイシングクッキー用のコルネ作り(静止画レッスン)
①三角形の左右の角を持ちます。
②左手で真ん中を持ち、右手で右の角を持ちます。
③右の角を内側に丸めていきます。
※左手は中心を押さえておきます(最終的に左手親指部分が先端になります)
④右の角を頂点の山に合わせ、さらに右に丸めます。
⑤このような位置まで丸めます
※三角形の頂点と重ねるのではなく、通り越すイメージです。
⑥右手で重なった部分を押さえます
⑦左角を巻きつけます
※左角を巻き付けると同時に右手も巻くように動かすと巻き付けやすいです。
⑧このようにコルネの形を作ります
⑨先端をとがらせるために上にきている右の角と左の角を上にひっぱり先をツンと尖らせます。
※先端を尖らせるために、外側の親指と内側に入れた中指とをすり合わせるイメージでフィルムの巻き具合を調整します。
⑩とがって隙間がない先端が出来たら、右手を離します。
※先端に穴が無いようにすることで、細い線が描けます。
⑪セロハンテープで重なり部分を縦にとめます。(テープは2㎝くらいの長さ)
※テープを横に貼るとクリームを入れた時にゆるみやすくなってしまいます。
⑫完成です!
どうでしたか?^^
上手に出来ましたか?
コルネはまとめて作っておくと便利です!
上手に出来なくても、練習をかねて、10個くらいは連続で作ってみましょう^^
慣れてくると1つ5秒くらいで作れるようになりますよ。
さて~
キレイなコルネが作れると、早くアイシングしてみたくなりますよね!
次は、基本の白いアイシングクリームを作ってみましょう。