基本のレッスン

基本のアイシングクリームの「作り方」と保存方法

この記事では、アイシングクッキー作りの基本となる、アイシングクリームの作り方について説明していきたいと思います。

 

アイシング用のクリームについて

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アイシングクリームの主な材料は、粉糖と卵白、水から出来ていて、完全に乾燥したアイシングは、比較的長期保存が可能です。

アイシングクリームについて

アイシングクッキーに使われるクリームは一般的にロイヤルアイシングと言われています。
ロイヤルアイシングは、バター、卵白、粉砂糖、薄力粉、時にはクリームチーズなどを使用して作られ、アイシングクッキー以外にもケーキやクッキーをコーティング、デコレーションするためのものをいいます。

ロイヤルアイシングは、単にアイシングと呼ばれたりしますが、アメリカではフロスティングとも呼ばれています。

最初のクリーム作りがとっても大切「基本のアイシングクリーム」

目指すは、角がツンッと立つくらいの硬さクリームです。

アイシングクッキーは、クッキーの上に、少し硬めのクリームで土手となるアウトライン(線)を書いて、その中に柔らかめのクリームを流し込み、固めるのが基本です。どちらのクリームも基本のアイシングクリームを水で柔らかくして作っていきます。

基本のアイシングクリームが大切な理由は、たくさんありますが、ここで何個かあげると、

  • 白色のアイシングにも使用するため、真っ白であること
  • 気泡がたくさん入ってしまいつるっとした美しいベースが出来ない
  • 気泡がたくさん入ることにより、強度が弱くなる
  • 混ぜ不足により、アイシングが変色する可能性がある

 

どんなアイシングクリームを作る時も、はじめは必ず「基本のアイシングクリーム」が元になる。

ことを知って頂き、

もし、変色真っ白くならない場合などは、基本のアイシングクリーム作りが失敗していることを疑ってみるのもいいと思います。

 

それでは、実際に基本のアイシングクリームを作ってみましょう!

基本のアイシングクリームを作る時に用意する道具

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ここでは、少量のアイシングクリームを作る時のお話をするね!ちなみに一度に大量のクリームを作る時は、卓上ミキサーを使って作るよ!

 

  • はかり
  • ふるい
  • ボウル(中サイズ)
  • フォーク
  • 計量スプーン
  • ラップ
  • 濡れふきん
  • 密閉容器
  • 水差し

アイシングクリームのレシピ(材料と手順)

アイシングの全てのベースはここからです!自己流でアイシングクッキーに挑戦してみて、『白が真っ白くならない』、『クリームがゆるく(柔らかい)て上手にアイシング出来ない』というお悩みをよく頂きます。この基本のアイシングクリーム作りが上手に出来ていないことが原因です!基本のクリーム作りをしっかり習得しましょう。

材料

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 アイシングクリームは、こんなにシンプルな材料で出来ちゃうよ!粉糖とメレンゲパウダーを揃えて、一緒に作ってみよう!

  • 粉糖         150g
  • メレンゲパウダー 大さじ1
  •                             大さじ1.5
  • レモン果汁            1.5プッシュ(0.5g)

メレンゲパウダーは生卵白(卵1個分)または、乾燥卵白(大さじ1)で代用可能です!
真っ白いアイシングクッキーを作りたい方は、卵白ではなく、メレンゲパウダーを使ってください!

<おすすめの粉糖>

 

<おすすめのメレンゲパウダー>

 

生卵白や乾燥卵白でアイシングクッキーは作ることができる?メレンゲパウダーとの違いは?

卵白の特徴をお伝えします。

    • 黄ばみやすい(変色しやすい)
    • 卵白どくとくの匂いと味がある
  • 触感がメレンゲパウダーに比べ硬くなる
  • 生卵白は衛生上の問題がある

簡単に1つずつ説明していきます。

<黄ばみやすい>
卵白でも作ることは可能です!
しかし、生卵白や乾燥卵白を使用したアイシングは、メレンゲパウダー使用に比べ、黄ばみやすくなります。

よく頂く質問の中に多いのが「白が真っ白になりません。黄ばんでしまいます。」というお悩み。

 白は真っ白がやっぱりキレイですよね!

 

<卵白どくとくの匂いと味がある>

卵白どくとくの匂いと味が特徴的です。こちらに関しましては、好みもあると思います。

う~~~ん・・・
これは一度食べてみて頂くとわかると思うよ!

 

<触感がメレンゲパウダーに比べ硬くなる>

メレンゲパウダーを使用したアイシングは、サクサクッとした触感が特徴的です。小さな小さな気泡がたくさん固まって出来ているからです。卵白を使用したアイシングは、どちらかというとカチカチになりとっても硬くなります。

 

メレンゲパウダーで作った方がアイシング部分がサクサクして美味しいよ~

 

<生卵白は衛生上の問題がある>

生卵白を使用したアイシングは、乾燥卵白やメレンゲパウダーを使用した場合と比べ賞味期限が短くなります。また、火にかけておらず生の状態で使用しますので、どうしても衛生上不安もあります。

 

さーて、道具と材料の準備はオッケー?
少し腕が疲れるかもしれないけど、頑張ってね!

 

動画と静止画両方で説明します!わかりやすい方でご覧ください。

アイシングクリーム作りの手順【動画レッスン】

 

アイシングクリーム作りの手順【静止画レッスン】

①はかりにボウル(中サイズ)を乗せ、粉糖を150g入れます。

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point:粉糖が固まってしまっている場合は、ふるいにかけてから使用します。

 

②メレンゲパウダーをボウルに入れ、全体をさっと混ぜます。

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③②に水とレモン果汁を入れ、フォークを使って泡立てないようしっかりと混ぜます。

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point:フォークを立てて混ぜると空気がはいりにくく、泡立ちにくいです。
☆硬すぎてフォークで上手く混ぜられないようなら、水入れで1滴、2滴くらい水を加えます。

④クリームがまとまってきたら、さらに3分~5分くらい練るようにフォークでよく混ぜます。

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☆クリーム表面にザラザラがなくなり、つやが出て、角がしっかり立つようなれば【基本(かため)】のアイシングクリームが完成です。

 

意外と硬くてビックリかな?これが基本のクリームの硬さです!ここから用途に合わせて色々な硬さのクリームを作って、コルネに詰めていくんだよ!

 

⑤真っ白でキレイなクリームが出来たら、乾燥しないようにボウルに濡れ布巾をかけるか、密閉容器に詰めて、空気が入らないようにピタッとラップで蓋をする。そのラップの蓋の上からタッパーの蓋をして保存します。

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☆この基本のアイシングクリームを使い、ベースの塗りつぶしや、ライン、飾り作りなどすべて行うことができます。

 

アイシングクリームの保存方法と保存期間

基本のアイシングクリームは、密閉容器に入れた状態で、冬場は常温、それ以外の時期は冷蔵庫で保存します。
作ってから1週間以内に使い切りましょう。使う時は最初によく混ぜます。

※一度水で緩めたり(柔らかく)、着色したアイシングクリームは保存不可です。当日中に使い切って下さい。

❝キレイな仕上がりを求める方は、毎回新しいアイシングクリーム作ってアイシングしてください。❞

時間がたったアイシングクリームはどうしても水の分離が進んでしまっています。それをまた練ることにより気泡の数も増え、クリームが柔らかくなりやすく、黄ばみやすくなる原因となってしまいます。余ってしまったクリームはパイピングの練習や飾り作りなどに使うことをお勧めします。

ポイント!
アイシングの塗りつぶし部分(ベース)を作る時はなるべく作りたてのクリームを使うとキレイに出来るからおすすめだよ~!

今後のステップ

今日は、基本のアイシングクリーム作りをお伝えしました。

基本のアイシングクリーム作りが上手く出来るようになった方はぜひ、次はコルネ作りをマスターしましょう!コルネ作りも今後アイシングを楽しむ上で大切なポイントとなります!

先がツンッとしたしっかりとしたコルネが作ることが出来たら、筆記体などのレタリングも楽しくなってきます!

ぜひ一つずつステップアップしていきましょう!

アイシングクッキー作りの基礎ステップ一覧はこちら