この記事では、ベース用のアイシングクリームの作り方から、それをコルネに詰めるまでを説明します。
このページのレッスンは、「基本のアイシングクリーム」を作られた方を対象にした内容になります。まだの方は、そちらを先に見てください。
Contents
基本的なアイシングについて
アイシングクッキー用のアイシングとは、クッキーの上にアイシングクリームでアウトライン(縁取り線)を引き、その線の中にクリームを流し入れて固めます。これをベースアイシングと呼んでいます。
その上から文字やお花などの装飾を行います。そのため、アウトライン用、ベース用、装飾用の3種類のアイシングクリームが必要になります。それぞれ基本のアイシングクリームは同じですが、用途に合わせてクリームの硬さを調整する必要があります。
アイシングクリームの硬さ調整について
最初に作った【基本のアイシングクリーム】を小さな容器に移し、水を加えながら3段階の硬さに調整して、用途に合わせて使い分けます。
[box class=”box2″]クリームをゆるくするとき:水を少しずつ加えて混ぜる
クリームをかたくするとき:粉糖を加えて混ぜる[/box]
硬さ | かため | 中間 | ゆるめ |
用途 | 口金を使って、お花絞りなど | アウトラインやレタリングなどのデコレーション | ベースを塗りつぶす |
目安 | スプーンで混ぜて持ち上げた時に角が立つ | スプーンで混ぜて持ち上げた時に角が立ってお辞儀するくらい | スプーンで混ぜて持ち上げ、上から垂らした時に、5秒弱で跡がなじむくらい |
注意:硬さ調整や着色したアイシングクリームは、時間がたつと水と分離するため、作ったら早めに使い切りましょう。
ベース用のアイシングクリームとコルネ作り
用意するもの
- 基本のアイシングクリームまたは、アウトライン用のクリーム
- 水さし
- スプーンなど
- コルネ
- セロハンテープ
- (粉糖)
ベース用のクリーム作り~コルネに詰めるまでの手順<動画レッスン>
ベース用のクリーム作り~コルネに詰めるまでの手順<静止画レッスン>
①基本のアイシングクリームまたはアウトライン用のクリームを小さな容器に用意します
今回は、アウトライン用のコルネを作った時のクリームを元に、さらに水を加えて、ベース用のアイシングクリームを作っています
②水差しで水を少しずつ加えて混ぜます
point:ゆるくしすぎた時は粉糖を加えて調整します
③上の表の「ゆるめ」くらいの硬さに調整します
「ゆるめ」とは、❝ スプーンで混ぜて持ち上げ、上から垂らした時に、5秒弱で跡がなじむくらい ❞ の硬さです。と呼んでいます。
point:厚めのベースを好む方は、少し硬めに作りましょう、ぷっくり仕上がります。
④ちょうどいい硬さになったら、小さめのスプーンでアイシングをすくい、コルネの奥まで差し込み、スプーンのくぼみに親指をあわ、スプーンを上に引き上げます
1回でたくさんのクリームを入れようとせず、2~3回に分けて入れていきます。(1回目のクリーム入れ)
(2回目のクリームを入れ)
(3回目です)
スプーンをコルネの奥まで入れて、スプーンのくぼみ部分に親指を当てます
親指で押さえ、スプーンだけ抜きます
⑤クリームを下に引き下げます
⑥コルネの左側と右側を折り込みます
⑦とんがった部分を、半分に折ります。
⑧くるくるくると2~3回巻きながら折っていきます。
⑨縦にセロハンテープを留めます。
セロハンテープを2cm「くらい取り、テープを縦に貼ります。
point:後ろにも巻き付けるようにしっかりととめます。
⑩アウトライン用コルネの完成です。
今回は、ベース用のアイシングクリームを作り、そのクリームをコルネに詰める工程を説明しました。
アウトライン用、ベース用のコルネが完成したので、次はコルネを使って実際にアイシングしてみましょう。
「コルネの使い方と線の書き方|アイシングパイピングLesson1」