この記事では、アイシングでとっても大切なコルネの使い方と基本的な線の書き方を説明していきます。
ここでは、キレイなアイシングクッキーを作るために大切な８つのポイントの１つ、「コルネの使い方と線の書き方」をマスターしましょう！
＜キレイなアイシングクッキーを作る８つのポイント＞
１、OPPシートフィルムで作る先がツンッと、とがったコルネ作り
２、基本の白いアイシングクリーム作り
３、コルネにクリームを詰める
４、コルネの使い方とまん丸な線のパイピング←今日はココ
５、表面が平らで厚みが均一なクッキー作り
６、アウトライン用とベース用のクリーム作り
７、ベースの流し込みと気泡
８、乾燥方法と乾燥時間
アイシングクッキー作りを１から順に学びたい方は、
『アイシングクッキー作り方｜未経験でもキレイに仕上げるステップは？』を参考に進んでみてください！
Contents
パイピングとは？
パイピングとは、アイシングクリームで、ケーキやクッキーに線や模様を描いたり花などの飾りを絞ることです。
アイシングクッキー作りに欠かせない、最も重要なテクニックの1つです。
パイピング技術の良し悪しで、アイシングクッキーのクオリティが決まる、私はそう思っています。
パイピングレッスンは、実際教室をしている時にもとても重点を置いている内容で、リピーターさんにもとても人気の時間です。
上達するのに時間がかかるパイピングですが、簡単には習得できない奥深さが、みなさんを魅了する技術になっているのではないかなと思っています。
繰り返しトライしていけば必ず上手になります。繰り返しながら上手になっていく実感を持てることが、楽しくなるポイントだと思っています。
パイピングの技術向上はもちろん、知識とバリエーションが広がると、アイシングクッキーがより素敵なものになります。
私が最も得意とする筆記体やカリグラフィーなどのレタリング（文字）もパイピングのステップアップと共にレクチャーしていきたいと思います。
＜パイピング専科（いろいろなパイピングの練習）＞
- コルネの使い方と基本的な線の書き方｜アイシングパイピング Lesson１←今日はココ
パイピングの大切さについてお話させて頂いたところで、次は、実技です！
キレイなパイピングをする為のコルネの使い方からお話していきたいと思います。
コルネの使い方
コルネの袋を作り、コルネにクリームをいれるところまでは前回の内容でした。
＜コルネ作りまでの復習ページ＞
- アイシングクッキー用のコルネの作り方
- 基本のアイシングクリームの作り方
- アウトライン用クリームの作り方とのコルネの詰め方
いざアイシングをする一番最初の作業で、とっても大切なところは、
コルネの先端のカットの仕方とコルネの持ち方です。
一つずつ説明していきます。
用意するもの
- アウトライン用のコルネ
- ハサミ
コルネの先端のカット方法～持ち方＜動画レッスン＞
キレイに真っすぐカットできましたか？
続いて、基本的な線の書き方のレッスンに進みたいと思います。
パイピングの基本＜基本的な線の書き方＞まん丸な線とは？？
さて、コルネの先端のカットとコルネの持ち方がわかった方は、いよいよアイシングクリーム入りのコルネを使って線を書いてみましょう。
実際に見本を見て頂く前に、「理想的な線」について先に説明したいと思います。
理想的な線の形は❝まん丸な❞線
まん丸な線とは、接触面が少ない線で、イラストのようなイメージです。
まん丸な線が理想的な理由は、
- キレイだから
- ベースを流し込むための土手の高さが均一になるから
他の理由はもう少しありますが、この２つはとても分かりやすい理由としてお伝えさせて頂きました。
まん丸な線にならない場合に確認していただきたい点
- 先端のカットが成功しているか（切り口は垂直に直線になっているか）←上のレッスン内容
- 絞る時の距離感はあっているか←下のレッスン内容
浮かせてアイシングすると、キレイにパイピングできます
まん丸な線にするポイントはこれから行うデモンストレーションで細かく説明してきたいと思いますが、
これから、線で作るアウトライン・いろいろなレタリング（文字）とパイピングも初級から上級とさまざまなものへ進む中で、
まん丸な線はすべての共通点であり、キレイなパイピング、またアイシングクッキー作りの基本となります。
では、実際に線の書き方の見本を行っていきます！
先端のカットが上手に出来ていないとならない❝まん丸な線❞にも注目しながら見て行ってください。
用意するものとワークシートのダウンロード
- アウトライン用のコルネ
- ワークシートワークシート（練習用紙）はWebstoreよりダウンロードできます
「Icing Piping Lesson -Line-」
パイピングの練習- 線の書き方＜動画レッスン＞
今日のレッスンでは、直線、なみなみの曲線、ギザギザの線、くるくるの線の書き方を説明していきます。
「コルネの先端のカットと持ち方について」と同様に、とっても大事なパートですので、「point」多めだったかと思います。
間違ったやり方で覚えてしまうと、癖を取るのになかなか苦労しますので、ここはちゃんと押さえて頂けると、これからのアイシングクッキー作りがとっても楽しく、スムーズに進められると思います！
次いて行う＜静止画レッスン＞では、さらに細かなポイント付きで説明していきます。
パイピングの練習- 線の書き方＜静止画レッスン＞
静止画レッスンでは、直線、なみなみ曲線、ギザギザ線、くるくる線とそれぞれパートに分けて説明していきます。
- 線を書く時のルールは、
直線を書くときはコルネを倒す、曲線を描くときはコルネを立ててアイシングします。
＜直線の書き方＞
直線は、コルネを倒してアイシングします。
手首を右に少しひねり、コルネを倒します
コルネの先端を紙にちゃんとつけて絞り出しスタートします
糸を引くようにアイシングクリームを出しながらコルネを動かしていきます
終わりが近づいてきたら、コルネを握る親指の力を抜き、ゆっくりコルネの先を下に向けながら下ろしていきます
最後は紙にコルネの先をつけてアイシングクリームを切ります
＜なみなみ曲線＞
曲線は、コルネを立ててアイシングします。
コルネを立てて、コルネの先を紙につけます
その状態から親指に力を入れながら真上にコルネを持ち上げていきます
最初は、少し大げさなくらい（５，６cm以上）真上に糸を引くようにクリームを出して
充分な高さが出たら、コルネを立てたままクリームのたるみを使いなみなみの曲線を書いていきます
終わりが近くなったら、コルネの高さを低く下げていき、紙の上でアイシングクリームの絞りを止めます
＜ギザギザ線＞
ギザギザは、直線の短いバージョンとイメージしましょう。直線と同じなので、コルネは倒してアイシングします
力を入れ過ぎてしまうと玉が出来てしまうので、クリームを出したらすぐ糸を引くように進みます
＜くるくる線＞
くるくるは、曲線のグループなので、コルネは立ててアイシングします。
なみなみの曲線同様に、まず真上に糸を引くようにクリームを出し、その後クリームを出し続けながら進みます
どうでしたか？
大切な部分の理解や、なんとなく感覚はつかめましたか？
キレイな線を引くためには、コルネの先端のカットが大切です。
また、キレイな線を引くためには、線の引き方が大切です。
今日のレッスンでは、キレイなアイシングクッキーを作る為にとっても大切な内容の２つについて説明しました。
キレイな線の引き方をマスターした方は、次にいよいよクッキーへのアイシングにチャレンジしてみましょう。
「ベースアイシングの基礎となる３パターンの作り方」｜アイシングクッキー作りスタート
